日々の些細な絵.
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2015年 7月 .


31日 2
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文月最後の朝

路に蝉 誰が看取るや 明日葉月

28日 29日 30日
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■神宮の日暮れ

鯉迎え燕神宮ナイトゲーム


参道橋跡

夏の朝 光柔らか 蝉目覚め


朝の神社

乃木神社 今に伝える 男の名


25日 26日 27日
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■碧い海

断崖に海からの風身体は帆


■夏の夕

空は焼け境内包む蝉時雨


■炎天下

炎天下細き陰踏み汗は玉


22日 23日 24日
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■西日差す処

西日受け影横に伸び立ち上がり


空高く広く

国立の 五十年目の 広き空


■夕暮れの蝉しぐれ

雨上みて降り止まなきは蝉時雨


19日 20日(海の日) 21日
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朝の日差し

夏の朝すでに日陰を踏み歩く


■恵比寿のガーデン

生温い夜風に吹かれジョッキ合わす


■路焦がす陽

路焦がし威風堂々落ち入る陽


16日 17日 18日
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灯る明り

日暮れ道灯る明りに力得(う)る


置き土産

蒸す空気台風去りてデコに汗


■儚いアーチ

歩み止め儚いアーチ手を伸ばし


13日 14日 15日
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恵比寿の路

街の宵 漂う匂い 狭き路地


日暮れ時

梅雨明けを待たずに蝉鳴き粒の汗


夏の夕

夏の夕 雑踏の頭上 染まる雲


10日 11日 12日
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梅雨の斜陽

ご無沙汰の 眩しき斜陽 梅雨晴間



築地の市

朝の市 築地の男 威勢よし


日の入り

暑き暮れ 夕日かき混ぜ 行く屋形


7日 8日 9日
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雨の七夕

 七夕の 空見上げては 頬濡らし


雨続く

雨続く 日射し恋しき 彼を待つ


早足の朝

傘広げ 歩み出す足 足早に


4日 5日 6日
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雨の中

雨の中 静かに佇む 人がおり


かざす手の平

梅雨の空雨粒数え傘たたみ


梅雨の朝

水溜まり またいで歩む 梅雨の朝


1日 2日 3日
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■最後の花

立葵 濡れ伸び垂れて 先に花


大きな港

帆を降ろし帆船静か海に佇み


■響く宵の口

雨音と車のハザード響く宵
 


+2015年 7月 .                                              .