日々の些細な絵.
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2017年 7月 .

31日


■賑やかな境内

盆踊り浴衣はだけて子らはしゃぎ

28日 29日 30日


■街の宵

街の宵草履擦る音夏の月


■泣き出した空

真央熱演ふるあめりかに袖はぬらさじ


■賑やかな木陰

木下闇人の往来止めどなし

25日 26日 27日


■街角の灯り

ひと口目のどの快感缶ビール


■路地の坂道

一日の疲れ和らぐ夜涼かな


■ナイター終了

ナイターの灯り残して帰途につき

22日 23日 24日


■蝉時雨の路

蝉しぐれ泣く子の声も掻き消され


■傾き始めた陽

夏帽子光る眼ふたつ鍔の下


■夜のお散歩

人歩きチワワ小走り夏の月

19日 20日 21日


■日陰が終わる場所

夏の陽を避ける散歩のあみだくじ


■灼ける道

灼ける道次の日陰へ足早め


■強烈な西日

ビルの街不意突く西日手をかざす

16日 17日 18日


■早朝の参拝

砂利を踏み静寂破り神宮の杜


■地下の能楽堂

声響き足踏み鳴らす夏狂言


■雨上がりの街

梅雨明けて路面沸き立つ蒸す熱気

13日 14日 15日


■汗滲む路地

片蔭やネコ直角に道渡り


■日暮れの路地

水打ちて明かりの灯りし赤ちょうちん


■夏本番

蝉しぐれ狂喜乱舞や生きよ今

10日 11日 12日


■夏の蝶

鼻先を右往左往と夏の蝶


■辛き午後

犬吠えて西日背を焼き男耐え


■急ぐ少年

少年の心急がす西日かな

7日 8日 9日


■朝の並木道

木下闇犬のあいさつ鼻と鼻


■街の落陽

涼気待つビルの隙間に溢れる陽


■炎天下の街

日盛りや身を隠したる陰の中

4日 5日 6日


■雨音と街の灯

腕濡らす生暖かき夏の雨


■日暮れの空と街

蒸し暑き街の日暮れに晴れ間あり


■沈む陽

街灼くる陽を見送りて今生きる

1日 2日 3日


雨上がる

万緑やウインドーの中緑濃く


■馬上の人 】

手綱手に腹に蹴り入れ背で揺れる


■竹林の陰

万緑の小径数える竹の節
 


+2017年 7月 .                                              .