日々の些細な絵.
一覧を見る I N D E X へ戻る

+
2018年 2月 .

28日


朝の公園

斑雪(はだれゆき)深さを測る指の跡

25日 26日 27日


行くわよ!

姉を追う弟駆ける東風(こち)もまた


■日暮れのレンガ校舎

陽に染まるレンガの校舎眼に刺さり


■雪の五ッ橋通り

牡丹雪枝の先まで積もりおり

22日 23日 24日


近づく春

風光りケヤキの枝も微か揺れ


■青葉山へと続く道

日が暮れて吹く風冬のものとなり


■お家に帰ろう

グランドや少年去りて斑雪(はだれゆき)

19日 20日 21日


■昼眠る歓楽街

昼眠る残雪目立つ国分寺


■美しい山河

広瀬川啓蟄を待つ瀬の音かな


■段差を下る道

幾度目や春待つ大樹仰ぎ見る

16日 17日 18日


■空からの来客

突然の小さき来客寒雀


■寒戻りの雪

寒戻り橋渡る背丸くなり


■新雪の河原

新雪や豊かさを知る朝日かな

13日 14日 15日


■朝の橋

小二の子欄干の雪落とし行く


■雪のプレゼント

雪すくい滴こぼれる小さき手


■長閑な構内

日の陰の水となり行く残り雪

10日 11日 12日


ガス燈

ガス燈や家路を急ぎ着膨れの子


■凍てつく滝

三居沢祠(ほこら)の裏の滝は凍つ


■銀世界の街

朝の街雪の鳴音耳につき

7日 8日 9日


■青空に伸びる枝

蒼天や枝だのびのびと迷い無し


■まっすぐな上り坂

空気冴え木漏れ日踏みし瑞鳳殿


■穏やかな通り

永き日の影穏やかに伸びにけり

4日 5日 6日


■雪残る並木

おもちゃ手に洟水垂らし歩まぬ子


■川辺の光景

広瀬川雲も流れて春隣


■お手入れされる臥竜梅

臥竜梅枝振り乱し春を待ち

1日 2日 3日


■雪の残る公園

冬ざれの風に揺らめく暖簾かな


■活気付く時間

ただ耐える夕空映えて冬木立


■スタンドバイミ−

上着手に雪解けの水足にはね
 


+2018年 2月 .                                              .